目次
    • 対局相手の探し方
    • 繋がっているとは
    • 死活例
    • 序盤
    • なぜ隅から打つのか
    • なぜ星に打つのか
    • 中盤
    • 終盤
    • まとめ
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    囲碁の流れガイド

    囲碁の対局は大きく3つの段階(序盤・中盤・終盤)に分かれます。 それぞれの段階で目指すことを理解すると、何を考えればよいかがわかりやすくなります。

    📚

    初めての方へ

    囲碁の目的やルール(石の取り方、着手禁止点、終局など)を学びたい方は、まず「囲碁のルール」をご覧ください。

    囲碁のルール

    🧭三段が二桁級に指導碁するシリーズ

    三段が二桁級の方に指導碁した内容を、実戦アドバイスとしてまとめています。13路盤の二子局を題材に、考え方の違いや打ち方の提案を見ていけます。

    指導碁シリーズを見る

    💡ゲームの考え方ガイド

    打ち方の大前提、石の繋がり、捨て石の判断、先手後手の見極めなど、実戦で役立つ考え方を解説しています。

    考え方ガイドを見る
    🌱
    序盤布石
    ⚔️
    中盤戦い
    🏁
    終盤ヨセ

    🎮対局相手の探し方

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    🌐ネット囲碁

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    🏠碁会所(囲碁サロン)

    近くに碁会所(囲碁サロン)があるかもしれないのでGoogle マップなどで検索して調べて行ってみましょう。 「初心者で囲碁してみたいんですけど」というとガイドしてくれるはずです。

    🔗繋がっているとは

    石が「繋がっている」状態には2種類あります。直接隣り合っている場合と、間に相手が入ってきても取れる場合です。この間接的に繋がっているのをうまく使って効率的に打っていくのが強くなる秘訣です。

    直接繋がっている
    🔍 拡大

    隣接している石同士は「繋がっている」と言います。繋がった石は一つのグループとして扱われます。

    間接的に繋がっている
    🔍 拡大

    ○の位置に相手が入ってきても取れるので、この白石も「繋がっている」と言えます。

    注意:間接的に繋がっているように見えても、ウッテガエシやオイオトシなどの手筋で取られてしまう場合があります。相手に入ってこられたときに繋がっているかどうか、読みを確認しましょう。

    代表的な死活例(中手)

    ナカデ(中手)とは、眼の空間の急所に打つ手筋です。自分が生きるときも相手を取るときも同じ場所が急所になることが多いです。急所に黒石を打ってみましょう。

    実際に▲をクリックしてみましょう

    3目中手

    黒番です。黒が生きるように、急所に黒石を打ってください。

    3目中手

    黒番です。L字型の空間の急所に黒石を打ってください。

    4目中手

    黒番です。T字型の空間の急所に黒石を打ってください。

    5目中手

    黒番です。台形の空間の急所に黒石を打ってください。

    💡ナカデのポイント

    1. 空間の形を見て急所を判断する
    2. 急所は空間の中心や、最も多くの点に隣接する場所
    3. 直線3目なら真ん中、L字なら曲がり角、4目ならT字の交差点、5目なら台形の長辺の中央

    序盤(定石・布石)

    陣地の骨格を作る段階。ほぼ四隅から始まることが多く、隅/シマリ/カカリ/ヒラキを打つのが基本。もちろんルール上はどこに打ってもいいので、初手天元など別の作戦もある。

    最初の4手
    🔍 拡大

    多くの場合は四隅から始まります。隅は2辺を使って効率よく陣地を作れるため、最も価値が高い場所です。もちろんこれら以外の展開もあり得ます。

    シマリ
    🔍 拡大

    シマリは自分の隅の石をケイマや一間で守る手です。隅の地を確保しつつ、辺への発展を見せます。

    カカリ
    🔍 拡大

    カカリは相手の隅の石に迫る手です。相手の地を制限しながら、自分も発展できます。

    ヒラキ
    🔍 拡大

    ヒラキは辺に沿って根拠(生きるための空間)を広げる手です。二間ビラキが基本形です。

    💡序盤で意識すること

    1. 隅から打つ(最も効率が良い)
    2. シマリで隅を守る
    3. カカリで相手の隅に迫る
    4. ヒラキで辺を広げる

    定石について詳しくは 定石ページ をご覧ください。

    🔍なぜ隅から打つのか?

    囲碁では「隅→辺→中央」の順で価値が高いとされています。 これは同じ数の石で囲える陣地の広さが違うからです。

    隅の効率
    🔍 拡大

    隅は2辺を利用できるため、7個の石で10目の陣地を囲えます。

    辺の効率
    🔍 拡大

    辺は1辺しか利用できないため、同じ10目を囲うのに9個の石が必要です。

    中央の効率
    🔍 拡大

    中央は四方を囲む必要があり、同じ10目を囲うのに14個の石が必要です。

    ポイント:盤の端は「自分の壁」としても「相手の壁」としても扱います。隅は最も効率が良い場所です。

    ⭐なぜ星に打つのか? ― 隅の着点の選び方

    基本的にどこに打っても自由で、隅にはいくつかの選択肢があります。 それぞれ特徴があり、棋風や作戦によって使い分けます。

    星
    🔍 拡大

    星(4-4)はバランス重視の着点。隅の地は確定しにくいですが、外への発展力が高く、スピード感のある布石が打てます。

    小目
    🔍 拡大

    小目(3-4)は地を重視した着点。隅の地を確保しやすく、実利派に好まれます。シマリとの組み合わせで堅い地が作れます。

    三々
    🔍 拡大

    三々(3-3)は最も地を重視した着点。隅の地は確定しますが、低いため外への発展力は弱いです。

    注意:もちろんルール上ではどこに打っても大丈夫ですが、「広い陣地のほうが良いゲームだから」とより広いところに打つと、相手に三々に入られて隅の陣地は取られる可能性があります。それが良くないことではなく外側の可能性を狙って隅になるべく小さい陣地にさせるなら良い。戦略としてあえて広く打つのもあります。

    広すぎる着点
    🔍 拡大

    5-5(P15)など星より広い着点。

    →↓
    三々入り
    🔍 拡大

    広すぎる着点には、相手に三々(R17)に入られて隅の地を相手にあげるが、中央あたりの地をねらう打ち方です。

    定石の一例:星に三々入りされた場合の定石です。白は隅の陣地を取り、黒は将来中央辺りへの影響力(陣地など)を狙うことになります。

    星の定石例
    🔍 拡大

    星に三々入りされた場合の定石の一例。白は隅の陣地を確保し、黒は将来中央辺りへの影響力(陣地など)を狙います。

    初心者へのおすすめ:まずは星から始めてみましょう。 バランスが良く、シンプルな布石が打ちやすいです。 慣れてきたら小目や三々も試してみてください。

    中盤(戦い)

    囲碁は陣地を作るゲームですが、お互いに陣地を作るだけでは差がつきません。相手の弱い石を攻めて逃げさせながら、自分は攻めている石で先手で陣地を作るのが理想的な戦い方です。

    生きられそう(強い石)の目安
    🔍 拡大

    強い石とはどこかで生きられそう(根拠がある)な石のことです。逆に生きられるか怪しいのは弱い石と呼ばれます。生きる目安は陣地(■)が8つくらいありそうかどうかです。

    連絡前(弱い石)
    🔍 拡大

    離れた石はそれぞれ弱い状態です。

    →↓
    連絡後
    🔍 拡大

    それぞれケイマや二間ビラキなどで連絡し、強いグループになります。

    攻め
    🔍 拡大

    白R13は辺で孤立した弱い石。黒は△R10に打って白の二間ビラキを防ぎ、根拠を奪います。

    →↓
    攻め(続き)
    🔍 拡大

    根拠を奪われた白はP13に逃げますが、黒はR7に打って辺の陣地を確保します。■で示した領域が黒の勢力圏になります。逃げている間は陣地がつかない点が重要です。

    ボウシ
    🔍 拡大

    ボウシは相手の石の上からかぶせる手で、打った側に陣地(■)が作れそうな状況で有力です。その状況で一番得できそうと思う手を打つことが大事です。

    💡中盤で意識すること

    1. 弱い石を守る(つなげる、逃げる、眼を作る)
    2. 相手の弱い石を攻める
    3. 大場(3線以上で空いた空間)を見つける

    🔗シチョウ

    シチョウは相手の石を繰り返しアタリにして取る手筋です。シチョウが成立するかどうかを探索できます。

    シチョウ探索

    終盤(ヨセ)

    境界線を確定し陣地を計算。先手を優先し、大きいヨセから打ちます。

    💡終盤で意識すること

    1. 理論上は先手があるならばどの順番で打っても同じように得ができると思うが、考慮ミスなどで実は先手ではなかった場合を考えると、なるべく大きい先手から順に打っていくのが良い。部分的に見れば先手の形かもしれないが、盤面全体で一番大きいところなので、盤面全体では先手ではなかったということはあり得るので注意
    2. おすすめの打つ順番
      1. 両先手
      2. 片先手
      3. 逆ヨセ(自分からは後手だが、相手からは先手)
      4. 両後手
    3. 自分の地を広げるだけでなく、相手の地を減らすのもどちらも同じ得点なのを意識する
    4. 「そろそろヨセ」などということはあるが、境界線近くを打つことというだけであり、気を抜くと大石が取られる可能性はまだあるため、むしろ「ヨセ」であると意識しないほうが良いのではないかと思われる
    5. 「先手」と「大きい後手」どちらが先かという話があるが、その後手で相手にしばらく先手を渡しても匹敵する価値のものがないなら「大きい後手」が良いことになる

    🔍両先手とは?

    両先手とは、どちらが先に打っても得になる手のことです。ヨセでは両先手を逃さないことが重要です。

    初期配置
    🔍 拡大

    黒と白の境界線付近。どちらが先に打つかで結果が変わります。

    ↙↘
    黒が先に打った場合
    🔍 拡大

    黒がT15にハネて先手を取った場合。黒が得をします。

    白が先手で打った場合
    🔍 拡大

    黒が他の手を打った隙に、白がT16にハネて先手を取った場合。白が得をします。

    まとめ

    • 序盤: 隅/シマリ/カカリ/ヒラキを打って陣地の骨格を作る
    • 中盤: 弱い石を守り、相手を攻めながら陣地を拡大
    • 終盤: 先手・大きいヨセを優先して境界線を確定

    実際の対局ではこれらがはっきり分かれているわけではなく、 状況に応じて柔軟に対応することが大切です。 まずは序盤の打ち方を意識することから始めてみましょう!

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